イミン

「わたしの最初に見たものは、他の何でもなく、星だった」

 最初に目覚めたクウェンディ。
 ミンヤール(後のヴァンヤール)エルフ。
 ウチでは「クウェンディ長」と呼んでおります。
 本人曰く“黄色っぽいキラキラ”色のゆる巻きウェーブの長い髪、トパーズ色の瞳。

 考えすぎボケなのだが本人はしっかりしているつもり。
 というか、最初に目覚めたんだから、
 「わたしがおにーちゃんなんだから頑張らなくちゃ…!」
 という妙な責任感を抱えているのです。

 考えすぎボケの本領発揮で、最初の仲間、民が12人しかいなかったことをいまだに根に持っていて、
 子や孫にぐちぐちと愚痴った結果、子孫は“選ぶこと”に関してものすごく堅実になった。
 ………はずなんだが、どうだろう(汗)

 孫たち3人がヴァリノールへの旅に行っている間に獣に襲われて死ぬ。
 マンドスでしばらくぼけっとしていたが、クウェンディ長の残りふたりと再会後、世界の終わりまでの眠りにつく。
 マンドスの眠りの部屋がクウィヴィエーネンを模しているのはこの方のせいでしょう。
 たぶん、カプセルホテルは嫌いだ(なんの話…?)

 クウェンディ長たち3人の関係は、孫たちよりももっとずっと親密で、
 それでもやっぱり種族的特徴があらわれてくるに従って、生活習慣や慣例などが段々と離れていったのかな、と思ってます。

 特にミンヤールは、「こんな仲間少ないのイヤっ」って言ってしばらく彷徨ってましたから、
 生活習慣は一番違ったのではなかろうか。

【私家版イミン】金/黄水晶 湖で目覚めた最初のエルフ。ヴァンヤールの祖。一番年上なんだからしっかりしなきゃ!と思ってるかわいいひと。民選びで考えすぎボケを発揮し、結果ヴァンヤールが14人スタートなのをむううと引きずっている。少人数な分、何事も「みんなでやる」精神で調和を重んじる。