「すこし、なまけものかしら」
ノルドール・エルフ。
フィンウェとインディスの第3子。次女。
暗茶の髪、灰色の瞳。
フィンウェさんが女の子だったらこんな感じであるだろう見た目。美人系な顔立ちなのに何故か可愛い。
ノルド王家で一番の凡人(常識人ではない)。
そしてノルド王家で一番の自分第一主義。利己主義とはちょいと違う。
凡人で、かつ努力家でもないので、何の才能にしても平均点な方ですが、
本人が「好きなことでも“がんばり”たくはないの」とかいう主義なので、これで良い、んだろう。
親しみやすく、表裏や公私の境がなく、常に自然体。
作為がまるでないので、その「とろさ」(フツウなんだけど、あのノルド王家の面々からしたら「とろい」だろうさ…)
にストレスを感じなければ相当な癒し系。気を張る必要がまるで無いから。
本が好きです。っていうか「話」が好きです。
読者、聴衆としては最高だけど、書いたり語ったりする方の才能はやっぱり凡人。
コール(※ろめ捏造・歌と言葉の館・アマンの図書館(爆))でお仕事できたらいいわ♪と思っている。
(王家の姫が「お仕事したい」なんて、相当ズレていることに本人はさっぱり気づいていない)
イリメは何の行動も起こさずに、ただそこに「在る」のがとても似合う。
誰も支配しないし、誰も導かないけど、
相手は彼女を見て何か考えたり思ったりひらめいたりして、自分でちゃんと決めて進む。
反面教師、とでも言えばいいのか。
彼女のおかげでフィンウェさんの「王」定義は揺らぎに揺らぎました。
イリメに王さまやってもらおう、とは一瞬たりとも思わなかったんですが、
あれー、待ってよ、王ってもしかして~…とアレコレ考えるきっかけにはなった。
フィンウェさんにとっては「王」としての期待値ゼロなだけに、王さまでない単なる「フィンウェ」として可愛がれた初めての相手です。
【私家版イリメ】暗茶/灰 顔立ち美人なのに印象は可愛い。凡人かつ作為もなく常に自然体。あの王家で普通だと逆に目立つ。がんばらない主義で自己評価は「すこしなまけもの」周囲からすればとろい方。ひっそり朗らかで毒がないので誰の傍にいても何の影響も与えない。読者・聴衆としては最高レベル。