「要るのは愛でる対象だ」
テレリ・エルフ。湖生まれ。
エルウェの弟。アマンのテレリの王。銀髪、碧い瞳。
兄に突然行方不明になられて最も迷惑した方。間違いなく。
最年長のくせに完全にフラフラさんな兄と、海より森に心惹かれる弟に挟まれて、真ん中は堅実…
…と言い切るにはやっぱりちょっとどこかキレている(爆)。
生来ボケな方で、かつ見事なまでの貧乏くじを引き当てる運の持ち主。
オルウェにとって兄の性質、好きになったら・思い込んだらまっしぐら、っていうのはテレリそのもので、
それに個々のむら気を加えた集団なんて、まとめるのは無理だと最初からわかってる。
だけど「好きになったらまっしぐら」という性質を利用しつつ、
まっしぐらに向かうものは手助けしたい、できるだけ障害をなくしてあげたいと思っている。
(実はこれは兄に対して感じていて、実行していたことだと思う)
そもそも兄と一緒に民を率いることになったのだって、エルウェが「まあ最年長だし?」とかる~い気持ちで率いてて、
確かにいい感じに治めてはいるんだけど、まずエルウェ自身が超テレリらしく一番好きなものにまっしぐら、なので
面倒見切れないところが出てきて、手伝ってあげてるうちに、皆、
エルウェは大好き!だけど、オルウェに従ってた方が何かと便利なことに気がつき(笑)、いつのまにか王みたいなことになっていったと。
エルウェの失踪事件の時は兄を探して残りたい気持ちと、
民たちの「やっぱり行くー!」な気持ちの板ばさみになりまして、
結局、きっともう兄には私がそばにいて手伝えることはない、
それよりか少しでも民を率いて行って、兄の負担を減らす方がいいんじゃないか、と思って、アマンへレッツゴー。
オルウェとしては、皆が行きたいなら、何としてでもちゃんと行かせるのが自分の役目だと思うんですね。
常に意識は補佐、もしくは自分がトップではなく、何か大きなものに仕えているという意識。
その仕える相手が兄だったり民だったりするわけですが。
オルウェの最も愛でるものは今現在、民であり妻であり娘であって、
かつその民たちもおのおの大事な愛でる対象を持っていて、
それを思う存分愛でられるようにできる環境を整えるのが自分の役目だと思っている。
オルウェ自身、アマンのテレリ達から本当に愛されてるんですが、それを当人だけがサッパリわかってない。
真面目な方です。ですからアルクウァロンデの同族殺害なんて、もう、ガーン…。
ショックすぎて怒ればいいのか悲しめばいいのか…呆気にとられて青ざめて、「なぜ」って感じ。
大会戦時の船出しエピソードとか、もう捏造しがいがありすぎて愛しくて困ってます(おい)。
【私家版オルウェ】銀/碧 可愛い印象が強い。たおやか男前。テレリの性情は好きになったらまっしぐらで纏めるのは無理、なら好きなものに全力で向かえる環境作れたら良いよねな補佐的考え。兄の失踪後は民に仕えてる意識。真面目で素直で優しくて、民に凄く愛されてるのに鈍感。友誼は正しく守る。