コンビ20 マエズロス&トゥアゴン

コンビで答える20の質問

マエズロス&トゥアゴン。
inマンドス。(笑)。

1.まずはお二人の自己紹介をお願いします

マエズロス「フィンウェ王家のマエズロスだ」
トゥアゴン「フィンゴルフィンの第二子、トゥアゴンだ」

2.では、今度はお互いを簡単に紹介してみてください

マエズロス「ゴンドリンの王、第6代目ノルド上級王、賢者トゥアゴン殿」
トゥアゴン「フェアノールの長子、“丈高き”マエズロス殿」

3.そんなお二人の間柄を一言で説明すると?

マエズロス「……一言?」
トゥアゴン「あ……兄の恋人?」
マエズロス「回りくどい。一言…ああ、そういえば『従兄弟』だ」

4.お二人は、いつ何処でどのように出会いましたか?

トゥアゴン「10より前だったか、何故か留守居のような状況になっていた時にあなたが訪れたな」
マエズロス「ああ、そうだった。全く子どもらしくない子どもで呆れた」
トゥアゴン「それはあなたも同じだろう」
マエズロス「いや、私はもう少し年相応に子どもらしかったはずだ。少なくとも覚束ない足取りで客を迎えて「ちちうえもははうえもお出かけです。フィンゴンとフィンロドはねてます。なにかごようですか」などとさらっと話したりはしなかった。ああもしっかりされると気味が悪かった」
トゥアゴン「………」

5.そのときと今とで、お二人の関係は変わりましたか?

マエズロス「ある意味で君のいけ好かなさは全く変わらないな」
トゥアゴン「………。」

6.今後もその関係は変わらないと思いますか?

マエズロス「変わりようがないだろう。血縁だぞ」
トゥアゴン「…………。」

7.これまで相手からされた事で、感動した、またはムカついたエピソードはありますか?

マエズロス「君に関してムカつくことなど数限りなく何回も」
トゥアゴン「…マエズロス、さっきから、嫌がらせか?」
マエズロス「当たり前だ。こんなに堂々と君に嫌味を言える機会などそうそう無い」
トゥアゴン「(普段から結構言うくせに)……私がムカついたのはアレだ。フィンゴンがあなたを助けに」
マエズロス「止められなかった愚か者のせいでな」
トゥアゴン「捕まった愚か者のせいだろうが」
    (しばらく冷戦)

(通りすがりのフィンゴン「……なぁ、なんであのふたり、おれの話題でケンカしてるわけ…?」
通りすがりのカランシア「(遠い目)お前は愛されてるな…」)

マエズロス「…しかし…最もムカついたのは逆に君が叔母上の腹にいた時だな」
トゥアゴン「……待て。それはさすがに酷いだろう。どんな逆恨みだ」
マエズロス「あの頃のことは思い出したくないのに忘れられない悪い記憶のひとつだ…」
トゥアゴン「いいから話せ」
マエズロス「(薄ら笑い)……君を身ごもったアナイレ叔母上が同じくフィンロドを身ごもったエアルウェン叔母上と始終一緒にいたものだからフィンゴンは「母上をとられたー!」と泣き喚きフィナルフィン叔父上が「エアルウェンに邪険にされた…」とフィンゴルフィン叔父上に泣きつき、フィンゴルフィン叔父上が困り果てて母上に相談するつもりで何故か纏めてうちまで来たところで案の定父上と遭遇して喧嘩になり、肝心の母上はまさに仕事の大詰め真っ最中、それぞれ10ずつ離れた可愛い弟3人を子守していた私に全てのお鉢が回ってきたところへ叔母上方が誰もいなくて淋しいからと押しかけてきて対応にてんてこまい――ああ、全部君のせいだ。君がフィンゴンがいなくなって10年なんかで叔母上の腹に入るのが悪い。フィンゴンの時だってアナイレ叔母上はうちの母上にべったりでケレゴルムが泣いたのだ。君のせいだとも」
トゥアゴン「………、相変わらず私への責任転嫁が強引だな…!」

8.では、相手に「これだけは忠告しておきたい」という点はありますか?

マエズロス「身内に」
トゥアゴン「甘い」
マエズロス「(……これはハモったんだろうな)」
トゥアゴン「(くっ…忠告すべき所が同じなのがまた嫌だ)」

9.ちょっと、相手を褒め称えてみて下さい

マエズロス「(公式スマイル)トゥアゴンは本当に頭が良い。成すべきことを知っていてそれを実行できる。人を率いるカリスマも使う能力も高く、勇気があり、まさに王たるに相応しい」
トゥアゴン「(しごく真面目に)マエズロスは眉目秀麗、才色兼備、人の気持ちを読むことに長け、鋭い洞察力と見事な剣技で民を従える」

10.それでは、今度は相手をけなしてみて下さい

マエズロス「引きこもり」
トゥアゴン「八方美人」

11.休日にバッタリ外で出会ったら、何をして過ごしますか?

マエズロス「(にっこり)当たり障りのない挨拶を」
トゥアゴン「あなたは嫌がらせをしてくる」

12.「これでなら相手に勝てる!」というものはありますか?

マエズロス「剣技」
トゥアゴン「部下の数」

13.逆に「これは相手に敵わない!」というものはありますか?

マエズロス「腹黒さ」
トゥアゴン「性格のひねくれ度」

14.相手のイメージカラーは何だと思いますか?

トゥアゴン「紅の光」
マエズロス「全部混ざった黒」

15.相手の異性の好みはどんなタイプだと思いますか?

マエズロス「……自分の言うことを聞いたふりして聞かない女」
トゥアゴン「…………。………?……ちょっと待て。マエズロスあなた好みとかないだろう…」

16.相手は、自分の目から見ても世間的に見られている通りの人物だと思いますか?

トゥアゴン「世間的より余程」
マエズロス「ムカつく。お互いさまだ」

17.相手がもし先に死んだとして、そのときの自分を想像できますか?

マエズロス「…………なんだか裏切られた気分になったぞ」
トゥアゴン「…………想像してみたが……どうもそう思いそうだ」

18.質問も終わりに近づき、これまで相手について色々語っていただきましたが、かく言う貴方は人を見る目に自信がありますか?

トゥアゴン「……なかった、らしいな」
マエズロス「ああ、そんなものどこかで磨耗したな」

19.それでは最後に、相手に何か言い残したいことがありましたらどうぞ

マエズロス「圧死は良いんだが本じゃなくて瓦礫なのが納得いかん。なんだあの死に方は」
トゥアゴン「あなたに死に方をどうこう言われる筋合いはない。そっちこそどうだ、自死でも事故でも無様極まりないぞ」
マエズロス「自死でも事故でもない」
トゥアゴン「は?」
マエズロス「マンドスに行くつもりは無かった。結果として来てたが」
トゥアゴン「………。うっかりか」
マエズロス「…………それも違うような…。いや、いい。もう。うっかりで」
トゥアゴン「…その、………突然すべてに投げやりになるのはいいかげんに改善したらどうだ?」
マエズロス「ほー、君が性格改善を手伝ってくださると?」
トゥアゴン「自力でやれ。フィンゴンは貸さない」
マエズロス「では誘おう」
トゥアゴン「………。」
マエズロス「フィンゴンではなくて、君を」
トゥアゴン「まっぴらごめんだ」

20.(これは管理人様への質問です)このコンビへの思い入れ等ありましたら、この機会にどうぞ

 お二人とも、お互いの第一印象はなんでしたか?
 マエズロス「全く子どもらしくない」
 トゥアゴン「近寄ったらヤバい」
 …ありがとうございます。すげー嫌な第一印象ですね(爆)。

 マエズロスにとってトゥアゴンは「ムカつく相手」です。
 トゥアゴンにとってマエズロスは「嫌な相手」です。
 でも多分、フィンウェ王家で色々ペアを作って仕事を(事務処理とか政治とかね)させたら、
 他のどんなペアよりも成果が上がるふたりです(爆)。
 で、お互いそれはちゃんと分かっています。

 ある意味でしっかり「信頼」関係があるんですね。
 信じてるだけじゃなくて、「頼れる」相手。
 逆恨みも含みも思うところも尽きないふたりなので、考えてると楽しいです。