コンビ20 フィナルフィン&マエズロス

コンビで答える20の質問

  幼なじみズ参ります。
  まずはフィナルフィン&マエズロス編。

1.まずはお二人の自己紹介をお願いします

フィナルフィン「フィナルフィンです。ノルドールの王(仮)です」
マエズロス「なに。(仮)って」
フィナルフィン「いやアレでしょ。代王でしょ」
マエズロス「もういい加減に正式王だろ?」
フィナルフィン「えー」
マエズロス「あ。マエズロスです。意味不明の“王補佐”とかやってます」
フィナルフィン「意味不明って…」
マエズロス「超意味不明」
フィナルフィン「必要なんだよ」
マエズロス「ウソつけ」

2.では、今度はお互いを簡単に紹介してみてください

マエズロス「そんなに“代王”だって言いたいんなら、いいよ。8人目のノルド上級王、フィナルフィンです」
フィナルフィン「8人目?」
マエズロス「おじいさま、父上、僕、叔父上、フィンゴン、トゥアゴン、エレイニオン、君。わかった?」
フィナルフィン「はー。じゃあ父名通り3人目のノルド上級王マエズロスです」
マエズロス「はあ?」
フィナルフィン「マンドスからお呼び出しして私の補佐をさせてます。いいね権力って。ヴァラの威を借りてやりたい放題」
マエズロス「この、まっくろヴァンヤ…」
フィナルフィン「ふふふふ。1人じゃ寂しかろうと思って、ちゃんとフィンゴンも一緒にってお願いしたんだぞ」
マエズロス「それはまあ…感謝してる」

3.そんなお二人の間柄を一言で説明すると?

フィナルフィン「親友?」
マエズロス「ってより悪友?」
フィナルフィン「バカ仲間?」
マエズロス「バカだけどバカ言うな」
フィナルフィン「あ、幼なじみ!」
マエズロス「ん。かな」

4.お二人は、いつ何処でどのように出会いましたか?

フィナルフィン「いちお、公式にはマエズロスが王宮に預けられた時に、王宮で」
マエズロス「公式にはね。はじめまして叔父上?」
フィナルフィン「正式対面の前に見たことない髪の色だから色々質問してたらウザがられた」
マエズロス「明らかに不審人物だからだよ。名乗らないし」
フィナルフィン「だって家で名乗るってさあ」
マエズロス「ま、誰だか分かってたけど」
フィナルフィン「でしょ? しかも直前まで話してたのにいざ対面でにっこり笑顔で“はじめまして、叔父上”って、どんだけ食えない子かと!」
マエズロス「まあ…、それよりかなり前にもう会ってたわけだけど」
フィナルフィン「………ね」
マエズロス「だからホントの初対面は僕が初めてティリオンに来た時」
フィナルフィン「まだ髪の毛茶色かった時」
マエズロス「な」
フィナルフィン「でえ……私が怒らしてー………泣かされた」
マエズロス「(ふふん)勝った」
フィナルフィン「すっっごい暴力的だったんだぞ、幼児のくせに!」
マエズロス「君が悪い」
フィナルフィン「う。………うん、ごめん」

5.そのときと今とで、お二人の関係は変わりましたか?

フィナルフィン「たまに勝てるようになった」
マエズロス「それ変わったって言うの?」

6.今後もその関係は変わらないと思いますか?

マエズロス「ま、依然こんな感じだし」
フィナルフィン「だよねー」

7.これまで相手からされた事で、感動した、またはムカついたエピソードはありますか?

マエズロス「ええー? 付き合い長すぎて今さら特記事項ないよ」
フィナルフィン「うーん。若い頃よくムカついてたけど今だと無性に愛しいって言うか」
マエズロス「なんだよソレ」

8.では、相手に「これだけは忠告しておきたい」という点はありますか?

フィナルフィン「猫やめろって言ったけど、トンがれなんて言ってなぁあああい!」
マエズロス「うわ、何泣いてんの」
フィナルフィン「ふつーにしてよーよ、普通にさあ! もうフィンゴンと好きなだけいちゃついてて良いからさあ!」
マエズロス「はあ?」
フィナルフィン「カッコつけなくていいから」
マエズロス「してないし」
フィナルフィン「悪態ついてもいいから」
マエズロス「恐がられたんだけど」
フィナルフィン「いいじゃん恐がらせとけば」
マエズロス「いいもんか。君ちょっとその思いこんで暴走すんの直そうよ」
フィナルフィン「無理だね!」
マエズロス「威張るな!」

9.ちょっと、相手を褒め称えてみて下さい

フィナルフィン「ちょー美人なんだこれ」
マエズロス「その言葉そっくりそのまま君に返す」
フィナルフィン「いい母名だけど、本当に母名通りだよね…」
マエズロス「もう名前については聞き飽きたよ」
フィナルフィン「で?」
マエズロス「でって?」
フィナルフィン「私を褒めてよ」
マエズロス「楽天家」
フィナルフィン「それ褒めてる?」
マエズロス「褒めてるよ」

10.それでは、今度は相手をけなしてみて下さい

フィナルフィン「“傲岸不遜という言葉はフェアノール家のためにある”」
マエズロス「あはは」
フィナルフィン「笑ってる場合? そんなん聞いちゃった私はどうすればいいわけ?」
マエズロス「放っときなよ。間違ってないから」
フィナルフィン「大いに間違ってるよ!」
マエズロス「間違ってないよ。少なくともそういう見方なんだなって知れる。君の深情は美徳だけど、この場合それを持ち込むのは王として、どうよ?」
フィナルフィン「………それ、けなしてるの?」
マエズロス「正解。はい怒らない怒らない」
フィナルフィン「マエズロス!」

11.休日にバッタリ外で出会ったら、何をして過ごしますか?

二人「「ちょっかい出す」」
フィナルフィン「当ったり前だよ」
マエズロス「人目がなかったらね」
フィナルフィン「何を今さら。もういいじゃん」
マエズロス「……あー。そっか」

12.「これでなら相手に勝てる!」というものはありますか?

マエズロス「………」
フィナルフィン「………」
マエズロス「…………」
フィナルフィン「…………」
マエズロス「……………」
フィナルフィン「……………」
マエズロス「………黙ってないでなんか言いなよ」
フィナルフィン「………夢の上こそ」
マエズロス「う……」
フィナルフィン「…………勝てるものなんてあるわけないじゃん……」
マエズロス「そっちこそ」
フィナルフィン「………」
マエズロス「………」
フィナルフィン「…………」
マエズロス「…………」
フィナルフィン「……………」
マエズロス「……………身長、かな」
フィナルフィン「そら見ろ……ううん………あ!しがらみの少なさ!」
マエズロス「(撃沈)」
フィナルフィン「あれ? マエズロス? おーい」

13.逆に「これは相手に敵わない!」というものはありますか?

マエズロス「なりふりかまわなさ」
フィナルフィン「誇り高さ」
マエズロス「それ皮肉?」
フィナルフィン「そっちこそ」
マエズロス「だってヴァラを泣き落とすなんて僕にはできないし」
フィナルフィン「“泣き”落とさないでもたくさん誑かしてると思うんだけど」
マエズロス「ええ?」
フィナルフィン「(自覚なしかよ…)」

14.相手のイメージカラーは何だと思いますか?

フィナルフィン「色より材質なんだけど。銅とかー。金属。だから、金属色? 銅の赤、銀の白、鉄の黒」
マエズロス「じゃ、君は黄金の黄色?」
フィナルフィン「そーなの?」
マエズロス「ううん…」
フィナルフィン「なんだよ」
マエズロス「あ、でもやっぱそうかな」

15.相手の異性の好みはどんなタイプだと思いますか?

マエズロス「おっとりしてるけどそっけなくて男前なタイプ」
フィナルフィン「え、それ想定エアルウェン?」
マエズロス「うん。否定できないんだろ」
フィナルフィン「うぐ」
マエズロス「…っていうかさあ、僕たち好みじゃない相手と結婚した例なんてあんの?」
フィナルフィン「うーん…ちょっと父上はグレーゾーンだと思うけど」
マエズロス「って?」
フィナルフィン「だって、ミーリエルさまと母上が同じタイプって思えないんだけど…」
マエズロス「そう言われると…。僕もおばあさまよく知らないからな…」
フィナルフィン「え、マンドスにいらっしゃらなかったの?」
マエズロス「あー。もう眠られてた」
フィナルフィン「そっか」
マエズロス「うん」
フィナルフィン「で、考えてみたんだけど君の好み。お嬢さまらしからぬお嬢さまだね」
マエズロス「…………」
フィナルフィン「そう言うだけにしとこう」

16.相手は、自分の目から見ても世間的に見られている通りの人物だと思いますか?

マエズロス「同じにしようと目論んでる」
フィナルフィン「夢の上はさー、性格誤解されすぎ!」
マエズロス「いやこれ性格じゃなくて評価の問題だから。天の下は出来ないふりが上手すぎる」
フィナルフィン「評価低いって? そんなことないよ」
マエズロス「そんなことあるよ」
フィナルフィン「気にしなーい」
マエズロス「気にしろ」

17.相手がもし先に死んだとして、そのときの自分を想像できますか?

フィナルフィン「体験ずみでーっす。でも想像はできなかったな。体験しても全く現実味はなかったけど」
マエズロス「え。どうしよう」
フィナルフィン「マエズロス?」
マエズロス「どうしよう。すごい困る」
フィナルフィン「困るんだ」
マエズロス「困る……」

18.質問も終わりに近づき、これまで相手について色々語っていただきましたが、かく言う貴方は人を見る目に自信がありますか?

二人「「ない」」
マエズロス「嘘つけ」
フィナルフィン「そっちこそっ」

19.それでは最後に、相手に何か言い残したいことがありましたらどうぞ

フィナルフィン「積もる話は積もってるけど。とりあえず愛してるよマエズロス」
マエズロス「はいはい」

20.(これは管理人様への質問です)このコンビへの思い入れ等ありましたら、この機会にどうぞ

 幼なじみズ野郎ども編。仲良いなー。
 マンドスからの先行蘇り後、でお届けしました。つまり「コドモの時間は短くない」の後ですね。
 
 幼なじみズ設定もなあ…。そのうち専用部屋を作るべきかもしれない。
 色々あるんですよ。あだ名秘話とか。出会い話とか。

 あ、ちなみにフィナルフィンとマエズロスの初対面は「愛し子」の時です。
 フェアノールが来るまでに大喧嘩です。フィナルフィン泣きました。マエズロス、父上の前でだけ泣きました。