コンビで答える20の質問
メルコール&フィンウェ。
…………ひょんなことから随分仲良しさんになった(笑)コンビです。
1.まずはお二人の自己紹介をお願いします
フィンウェ「フィンウェと申します♪」
メルコール「………またえらく上機嫌だな」
フィンウェ「ええ。だってあなたが私のお茶を飲んでくれるなんて初めてですからね」
メルコール「……………そうか?」
フィンウェ「そうですよ。あなたいっつもお向かいに座って特に何もしないで、誰か来ると逃げて」
メルコール「逃げてなどおらぬわ」
フィンウェ「今日は逃げられないそうです」
メルコール「ッ!? (立ち上がる)」
フィンウェ「たかが私とお茶して質問に20コ位答えるだけじゃないですか」
メルコール「なっ……なっ……何だこのヴァラ総出の結界は!」
フィンウェ「総出なんですか?」
メルコール「お前がやらせたのだろうが!」
フィンウェ「そうなるんですかねえ。なんかイロイロ言いましたけど、イロイロ言いすぎてあんまり何言ったか覚えてないんですよ」
メルコール「…………(渋々溜息で座る)」
フィンウェ「(にっこり)」
メルコール「(ぎろ)」
フィンウェ「……お名前は?」
メルコール「………(にや)~~~~~~♪」
フィンウェ「(きょとん)」
メルコール「(してやったり)」
フィンウェ「わあ……響きはマンウェさまと似てるんですね…」
メルコール「!? (聞き分けただと!?)」
2.では、今度はお互いを簡単に紹介してみてください
メルコール「ノルド王……得体が知れぬな。時々こいつホントにクウェンディか?と思う」
フィンウェ「生まれてから一度もクウェンディ以外になった覚えはありませんよー」
メルコール「疑わしいな…」
フィンウェ「失礼な。紫陽の君、お名前はクウェンディの言葉で言えばメルコール、種族はアイヌア、位階はヴァラール、ご覧の通り可愛らしいお方です」
メルコール「……可愛らしい?」
フィンウェ「可愛いですよ?あなた」
3.そんなお二人の間柄を一言で説明すると?
フィンウェ「お茶飲んで下さったので『茶飲み友達』で」
メルコール「無関係だ無関係!」
フィンウェ「そんなあ。せめてヴァラールとクウェンディくらいの関係はありますよ」
メルコール「…………」
フィンウェ「…………」
メルコール「………当たり前だな?」
フィンウェ「はい」
4.お二人は、いつ何処でどのように出会いましたか?
フィンウェ「状況は、今と全く同じです。私のひとり茶会に気が付いたらお向かいにいらっしゃって、何もしてませんでした」
メルコール「(むっすり)」
フィンウェ「……いえ、おしゃべりは、して下さいました」
5.そのときと今とで、お二人の関係は変わりましたか?
フィンウェ「晴れて茶飲み友達に」
メルコール「変化無しだ!」
6.今後もその関係は変わらないと思いますか?
フィンウェ「茶の」
メルコール「変わらぬわ!」
フィンウェ「えー」
7.これまで相手からされた事で、感動した、または腹が立ったエピソードはありますか?
フィンウェ「そりゃあ、オークにムカつかないとダメですよね?」
メルコール「ダメだなお前」
フィンウェ「ムカついてますよ?」
メルコール「(疑わしい目)」
フィンウェ「『された事』ってほどされてないんですよ何事も」
メルコール「よし。では今後はノルドに関わるか」
フィンウェ「えー。やめて下さいよあの子たち面倒だから」
メルコール「お前に“面倒”と言われるとは…!」
フィンウェ「面倒ですよ?」
メルコール「面倒なのか……ってお前が面倒だな!ムカついた!」
8.では、相手に「これだけは忠告しておきたい」という点はありますか?
フィンウェ「実力あるからなんですけど、夢見がちですよね、あなたって」
メルコール「お前の正気ぶりをガクガクゆすぶってやりたくなるぞ我は……」
9.ちょっと、相手を褒め称えてみて下さい
フィンウェ「なでて下さい」
メルコール「はあ?」
フィンウェ「褒めて下さるんでしょう?なでて下さい!なでて!いい子いい子して!」
メルコール「なっ…!?」
フィンウェ「(だっと近寄って膝の上に座る)」
メルコール「おいノルド王……離れろ」
フィンウェ「いい子いい子して下さい(ひしっと抱きつく)」
メルコール「(手の持って行きどころがない)」
フィンウェ「(手を握って自分の頭の上に置く)」
メルコール「(硬直)」
フィンウェ「(ふるふる頭振る)」
メルコール「……………なんだそれは」
フィンウェ「イイコイイコのフリです。もうっ(膝から下りる)」
メルコール「あ、その………、その」
フィンウェ「いいですよ。紫陽の君は意地っ張りで照れ屋さんですね。まあそういう所が可愛いんですけど(なでなで)」
メルコール「(超真っ赤)」
フィンウェ「(極上にっこり)褒めてるんですよ(額ちゅ)」
メルコール「(額を押さえて)………お前もしかしなくてもいつも息子にこう」
フィンウェ「(自分の席に戻りつつ)はい?何か?」
10.それでは、今度は相手をけなしてみて下さい
メルコール「(若干涙目)このっ………ばけものめ」
フィンウェ「おや酷い。紫陽の君は意地悪ですっ」
メルコール「(こうやってタラしていくんだな……恐ろしい奴め…っ)」
フィンウェ「………(ぷう)」
11.休日にバッタリ外で出会ったら、何をして過ごしますか?
フィンウェ「今この状況が“休日で、外で、バッタリ会”ってるんですよね?」
メルコール「否定はせぬ」
フィンウェ「じゃあ和やかにお茶会を」
メルコール「誰がお前と和やかに茶なぞ飲んだか!」
フィンウェ「今、あなたが?」
メルコール「……(むっつり)」
フィンウェ「はい、あーん♪」
メルコール「あー……!?」
フィンウェ「………ちえっ(ぱく)」
メルコール「………!………!………!(言葉にならない)」
12.「これでなら相手に勝てる!」というものはありますか?
フィンウェ「ヒネり入れないと勝てるわけないじゃないですか。種族格差ありまくりでしょ。ですから“子どもの数”でどうでしょう」
メルコール「何をいまさらマトモぶって答えている…このクウェンディ失格が」
フィンウェ「(にこやかにスルー)色々勝ってるけどドレが良いんですか、紫陽の君?」
メルコール「……………(なぜだ…勝てる気がしない…)」
13.逆に「これは相手に敵わない!」というものはありますか?
フィンウェ「やっぱり純粋さとか一途さとか、そういうところなんですかねぇ」
メルコール「腹黒さだぁ!(絶叫)」
フィンウェ「えー?そうですか?」
14.相手のイメージカラーは何だと思いますか?
メルコール「く……っ、こんなに腹黒なのに…ッ(ギリギリ)」
フィンウェ「どうしたんですか、紫陽の君?」
メルコール「(じっ)」
フィンウェ「(首かしげ)」
メルコール「………呆れるほどだな、白き都の白き王よ」
フィンウェ「(ほほえみ)あなたは紫陽花色ですね」
メルコール「―――そういう意味だったのか!?」
フィンウェ「そうですよ?紫陽の君」
メルコール「(知らなかった)」
15.相手の異性の好みはどんなタイプだと思いますか?
フィンウェ「優しくて笑顔が綺麗で時々叱ってくれる、少しズレてるところがおっとり可愛い美人さんですよね?」
メルコール「………(あくあく)」
フィンウェ「具体的に言うとニエンナさまです。でしょ?」
メルコール「な、…な、な、」
フィンウェ「はやいとこ告白しちゃいましょうよ。良い返事だと思います」
メルコール「ノルド王ーッ」
フィンウェ「はい」
メルコール「お前……お前!」
フィンウェ「はい、私ですよー」
メルコール「お、お、……お前の好みはだなぁ!」
フィンウェ「はい」
メルコール「お前のことを好きな奴だ!」
フィンウェ「…………。(真顔)」
メルコール「……お前のことを好きだと、お前にわからせた奴だ」
フィンウェ「…………(ふふ)」
メルコール「何が可笑しい」
フィンウェ「いえ?あなたもそうだと思って」
メルコール「ッ」
フィンウェ「反論しませんね」
メルコール「……、そもそもこの質問は「異性」の好みで」
フィンウェ「異性ですよ?」
メルコール「は」
フィンウェ「私とあなた」
メルコール「な、」
フィンウェ「冗談です」
メルコール「……っのっ」
16.相手は、自分の目から見ても世間的に見られている通りの人物だと思いますか?
フィンウェ「どう見ても可愛らしい方なんですけどねえ」
メルコール「全くだ!腹黒すぎて寒気がする!」
フィンウェ「どうしてあんなにクサイモノ扱いなんでしょう」
メルコール「ノルドールだけに限らぬが、愛されすぎだノルド王」
フィンウェ「頼んでませんけど」
メルコール「こういうところだ!こういうところがっ…、何故に…っ、」
フィンウェ「バレないか?何なんでしょうねえホント(遠い目)」
メルコール「どうせお前が半ば無意識に取りつくろってるのに決まっている」
17.相手がもし先に死んだとして、そのときの自分を想像できますか?
メルコール「想像くらいできる」
フィンウェ「それはまあ、想像くらいできますけど…いやー、ないでしょうそれは」
メルコール「この場合の死とはつまり、お前がマンドスで引き籠り生活になるということだな」
フィンウェ「それはまあ在りえない話じゃないですけど」
メルコール「何も変わらぬわ」
フィンウェ「会いに来て下さるんですね。ありがとうございます」
メルコール「(苦い顔)」
18.質問も終わりに近づき、これまで相手について色々語っていただきましたが、かく言う貴方は人を見る目に自信がありますか?
フィンウェ「それなりに?」
メルコール「あるに決まっている」
フィンウェ「ふーん」
メルコール「なんだ。何が言いたい」
フィンウェ「いえ別に」
19.それでは最後に、相手に何か言い残したいことがありましたらどうぞ
フィンウェ「さ、ニエンナさまのトコ行きましょうか」
メルコール「何故だっ!?」
フィンウェ「私いっしょに行ってあげますから」
メルコール「断る!」
フィンウェ「じゃ、おひとりで行けますね。行ってらっしゃーい♪」
メルコール「だから何故、我がニエンナの所に…!」
フィンウェ「やだなあ愛の告白ですよ。告白」
メルコール「だから!………」
(以下果てしなく堂々巡りの口論)
20.(これは管理人様への質問です)このコンビへの思い入れ等ありましたら、この機会にどうぞ
フィンウェ×メルコールです。フィンウェ×メルコールです。
大事なことなので(以下略)。
どうです、この凄く素かつ攻っぽいフィンウェさん。翻弄っぷり。フリーダム。
そして始終涙目のメルコール。いじめてませんよ、愛ですよ。
なんだかんだ会話や行動をめちゃくちゃ楽しんでるふたりです。ていうか20質でこんなにト書き書いたの初めてな気がします。良いコンビじゃね?(おい)
時間軸は…おわかりですよね。メルコールのマンドス解放後からシルマリルが出来るまでの間のどっか。
ろめのフィンウェさんはたまに「ひとり茶会」なるものをしてますが、向かいには必ずもうひとりぶんのお茶が置いてあります。
誰かが来たり来なかったり。お茶を飲んだり飲まなかったり。引っかかるのがスゴイ面子すぎるフィンウェ・トラップ(笑)。本人に罠な自覚はございませんよ。