二つの木。アマンの光の源。
太陽と月以前の光…ということはもちろん、アマンでの時間概念はこの木に支配されているわけです。
さて、シルマリルの記述をたどってみますと、
次第に光が強まりいっぱいに輝き、弱まって光が消えるまで7時間。で、1日は12時間。
ということは、銀の木の方が先に咲いたわけですから、
1時~6時までが銀の時、(5時間)(午前)
6から7時が銀と金の時、(1時間)(正午)
7時~12時までが金の時、(5時間)(午後)
12時(0時)~1時までが金と銀の時(1時間)(真夜中)
と、考えていいんじゃないかと思います。
さてでは外見などなどちょいと捏造してみますと。
銀の木 テルペリオン
別名:シルピオン、ニンクウェローテ
・葉裏が銀色に輝く濃い緑の葉
・無数の花々のひとつひとつから銀色の光の雫が絶えず零れ落ちる
・木の下の地面は、翻る葉陰に斑に染まる
・先に成木となり花を咲かせた
という記述ですから…
・金木犀のような、星型の花が無数によりあつまって、藤の花のような花房をつくる
・葉っぱは椿のような、照葉樹のものだが、柳のように細い
・実は楕円形で小さい、灰色
・全体の色はそれこそ銀、白、灰色
・幹や枝の色は白や灰色に近い淡い色(白樺…とまではいかないけど、クールグレイ系統)
で、どうでしょうね。実はなるのか謎ですが、似た木がみんな実をつけてますから、実を成らせると考えていいと思います。
さて、きっと、後の月ですから、花は冷たい。
光の雫…飲用で気分がすっきり、眠気覚ましなど覚醒効果
花…体内で光として溶け、熱を発し、一種の媚薬効果がある 酩酊感をもたらす
実…麻酔効果。感覚が一時なくなる
とかいう感じでどうでしょうか。何気に薬用?
では次。
金の木 ラウレリン
別名:マリナルダ、クルーリエン
・萌え出たばかりのブナの若葉のような若緑の葉
・葉はきらめく金で縁取られている
・花は黄色い炎のような花房
・ひとつひとつが照り輝く角笛のような形の花房から金色の雨が地に零れる
・ラウレリンの花々からは暖かい熱と大いなる光が発散する
という記述ですので。
・つつじ、やシャクナゲのような角笛形の花がいくつか集まり、円形の花房をつくる
・葉っぱはやわらかい淡い緑で一般的葉っぱの絵を描いたら描ける形
・花と葉の金色は黄色系統が多いが、稀にかなり赤みの強い金が出る
・実は真円形、林檎くらいの大きさ
・幹や枝の色は、金や白に近い淡い茶色(ウォームグレイ系統)
とかいう感じではないかと。テルペリオンと対比させるにしてもね。
で、後の太陽、かつラウレリンは「花々からは暖かい熱と大いなる光が発散」するそうですから
光の雫…ミルヴォールの原型。滋養強壮、栄養ドリンク(笑)。
花…食用不可。火傷するほど熱い。炎を食べるようなもんです。
実…普通は光になって消えてしまう。超美味。マンウェの好物(おい)
なーんてどうかしら…(笑)。
アマン式ミルヴォールは日常的に手に入るものでした!
んで。
休んでいる5時間の間に、二つの木はそれぞれ花房を整え、つぼみをつける。
開花の時になると、ゆっくりとそれぞれの蕾が花開いていき、普通なら萎むところを光の雫となって空気中に弾け、溶ける
(咲いている時も、空気中にはじける時まで絶えず光の雫が滴り落ちている)
開花の7時間のうち、第4時に開花する花が最も多いため、光の量も増える。
銀の木の方が、金の木よりも花が多い。光は金の木の方が強いが、開花のタイミングによっては、花の多い銀の木の方がまぶしい時もある。
4~5倍の花が咲くので、アリエンはよく銀の花を摘む(どんどこ捏造してます(笑))。
咲き始めた花を摘むことはエルフにはできない。
ただし、銀と金の時、もしくは金と銀の時に、その1時間に咲き始めるふたつの蕾を摘むのならばおそらく出来るかもしれない。
(というわけで、フェアノールはその時期の花をよく摘んだ(摘んでもらった)のだと…)
(だってさ~シルマリルに篭める光のためにさ~絶対研究しまくったと思うのですよね)
二つの木の花を摘むことができるのは、ヴァラを除いてはマイアの中でもひとりだけ、アリエンだけである。
アリエンは、花が蕾であると開花の最中であるに関わらず、いつでも摘むことができた。
蕾の時に、また開花の時に摘まれた花は、その開く時間も親たる木と同じだった。
蕾から咲き始めた花は、光の雫をしたたらせながら、開花を終えると空気に溶けて消えた。光の雫は、飲むことができた。
そんな感じ、で。考えてます。
国土においては必要不可欠状態の光の雫。それにしても、滴り落ちるもの限定。
花そのものは光になり、空気に溶けてその濃度を薄める。花を食べたのは…。
う~む…我ながらネタだらけに設定している気がする…これを生かせる日は…来る、といいな。