マンドスの所在地と基本的な仕組み

その1 所在地と基本的仕組みについて

 微妙に読みこめてるんだか読みこめてないんだかさらに微妙な私の読解力ではございますが、
 マンドスの構造については一応真剣に考えてみました。
 ちなみに混乱を避けるため、マンドスは場所の名前だけ、ヴァラのあの方はナーモと統一しております。

1、所在地について。

 現実世界(なんだその言い方)

 ヴァリノールの西、アマンの地の西のはじっこ、世界の縁よりちょっぴり東側。
 館なのか砦なのかはたまた洞窟なのか謎。
 おそらくは、館と砦がくっついた建物がどーんと建っていて、地下に広大な洞窟があると思われる。
 ここのさらに西側、世界の縁に妹ニエンナの館、フュイがある。
 いもーとは良くおにーちゃんちに来る。わーい。

 霊的世界(だから何よその言い方)

 とりあえず、西の方らしい。世界の一番西にある(あった)んだから、どっから行こうと西の方らしい。
 でも世界丸くなっちゃってからは、「まっすぐに西」ということになりますね。
 人間は、霊魂になればこの「まっすぐに西」にゆけるということですね。
 ていうか、エルフも霊魂になっちゃえばとにかく、びゅーーん、と「まっすぐ西」に行くわけですが。
 霊魂しかいない世界にあるマンドスは、むしろ館とかではなく、「霊魂しかいない世界」=マンドス、ということになるのではないかと思う。
 でもこの霊的質量が増すと、現実世界のマンドスの館もちょっとずつ大きくなっていく。
 そのうちヴァリノールの西側すぐにマンドスの扉が…とかいうオチになる前に、とっととエルフは蘇った方がよくないか。

  結論。

 現実世界のマンドスは、普段ナーモとヴァイレと配下のマイアールが暮らしていて、
 おそらく中は砦っていうか牢屋?になってる部分と、ヴァイレの仕事場になってる部分と、居住スペースの部分に分かれていると思われる。
 霊的世界のマンドスは、現実世界のマンドスから行けることは行けるものの、基本的には別時空にあって、
 その別時空そのものを霊的なマンドス、と呼ぶ。
 でも霊的なマンドスは、世界の外なる海とつながってるんだよ。だってそうじゃないと人間が路頭に迷うよ。

2、仕組みについて。

 現実世界

 ごく普通のヴァラのすみか(笑)。
 でも砦(牢屋?)も兼ねてるし、妻は妻で仕事しまくりだから、なんとなくナーモの肩身は狭そうだ(爆)。
 というか、彼、どうしてこんなに苦労人なんだろう(それは間違ったイメージでは…)。

 霊的世界

 霊魂の召集場所。
 エルフの行くところと人間の行くところとドワーフの行くところに分かれている。
 ………ホビットはどこに行くのかしらー…。

 とりあえず、この3種族で考えますと。
  エルフ……蘇り可。世界が終わる前に。でも世界が終わるまで待っててもいいよ。
  人間……蘇り不可。待ってていい時間が過ぎたら、外なる海に船出しちゃって、後は行方知れず。
  ドワーフ……蘇り不可。世界の終わりの時までひたすら待っててください。

 人間は簡単なんだ。一定時間待ってる時間があって、それが過ぎたらおとなしく船出していく。
 後は行方知れず、いや、イルーヴァタールさまは知ってるけどね。

 で、ドワーフもわかりやすい。きっと、ドワーフには「マンドスで会おう!」はなくって、来たら
 そのままおやすみなさーい、だ。カプセルホテルみたいにずらーっと並んで寝てるの。

 問題はエルフです。
 ……ていうか、エルフって、ほんとに蘇れるんですか?(爆)

 エルフは復活する。はず。
 ………ところが、その後全く音沙汰なしな甦れるはずのエルフがいますよね。
 何を隠そう、アマンへ来る途中や、来る前にお亡くなりになったエルフさん方。
 ええ、我が愛する大捏造真っ盛りの始祖エルフさん達だってそうですとも。
 メルコールに歪められてオークになった方はどうしよーもないかもしれませぬが、
 そうじゃないなら、しかるべき時が流れた後は復活したっておかしくない。
 ところがそこらへんの話は全くない。始祖エルフなんて特に、還ってきたら騒ぎになるだろうし。

 エルフは復活しない疑惑が私の中に根付いております(爆)。
 だって、だって、……死んでも待ってれば帰ってくるんでしょ?いつか(爆)
 待てなかったフィンウェさんとかおりますが。
 そしてフェアノールも待てなかったんだろうとは思いますが(そう、最愛の父上が還ってくるのを)
 ………しかしいくら彼だからと言って、あの嘆きっぷりは二度と還ってこないと思っているかのようだ……。
 ていうかエルフって、還ってくるわりには嘆きが深すぎると、思う。
 やっぱり還ってこれないんじゃないか。
 ……いやでも、フィンロドとか復活してますよね。アマンに。あの記述ってそーゆーことですよね。

 基本的にエルフは死んだら霊的なマンドスに行って、癒されたら再び肉体を得て戻ってくるわけだ。
 霊的なマンドスには生きてるエルフは行けないし、霊的なマンドスにいる=死んでいる、ということ。そーゆーこと。

 で、しかも、この蘇る場所というのは、現実世界マンドス、ということでいいのかしら。
 現実世界マンドスに肉体をもって蘇り、さー好きなとこ行きなさいっと…。
 ……え、グロールフィンデル?あいつは例外だよ!(やさぐれ)

 さて、では。
 1、霊的マンドスに行ったエルフは、基本的には全員蘇れる。
 2、中にはいろんな理由で蘇れないエルフもいる。
 3、蘇らないこともできる。
 4、蘇れるのは、ナーモ様の裁可があってから。

 これでどうにか説明つく、気がする。

 つまり霊的マンドスにいるのは、
 1、蘇りたくて裁可待ち
 2、蘇れない
 3、裁可終わったけど自分で蘇らないことにした、
 の3種のエルフが憩ってる。こんな感じでどうだろう。ていうか常識だろうか。

 蘇りたくて裁可待ちのエルフはたっくさんいるだろうけど、ナーモ様だってヒマじゃない(だろう)ので、
 やっぱり来た順に裁いてってるんだろうなぁ…。

 蘇れないのは(これがマンドス留め置き組)
 霊的マンドスでいかにくつろぐ(というか居住スペースを確保)かが課題だろうし、
 裁可待ち組だって呼ばれるまで住んでなきゃいけない。相当広いはずだねマンドス。

 蘇らないと決めちゃったエルフさん方がある意味一番気楽。
 ところで、この「蘇らない組」には2種類いると思うんだがどうだろう。

 一方は「蘇らないし、マンドスで他のエルフとお付き合いする気もない」わけなので寝るわ、
 と世界の変わる日まで眠ってる方々。もちろん起きないのだ。ドワーフ状態ですね。
 ただ、起きてるエルフもいるから、寝てるエルフは「完全な死」状態とでも言いましょうか。
 私の中ではクウェンディ長たち湖世代と、ミーリエルがこれにあたります。

 一方は、「蘇らないけどマンドスで他のエルフとそれなりに楽しくやっていきます」な方々。
 ていうかフィンウェさんはこのクチだろう。もう蘇りたくもないだろうし(爆)。
 かといってこの世の終わりまで留め置きな長男を放ったらかしたりしたら、また何やらかすかわかったもんじゃないし。
 あの方おやすみなさいしそうにないし。

 結論。

 霊的マンドスにいるエルフは4種類。
 1、ナーモ様の裁可待ち、とりあえずここで生活してますな方々
 2、いろいろさまざまな理由で蘇れません(厳密にはちょっと違う)
 3、裁可終わりましたー。蘇ろうと思えば蘇れますけどとりあえずここに住んでいこうと思いますー。
 4、裁可終わりましたー。別にもう現世に未練ないので、世界が終わる日までおやすみなさい。

  さて、次は、この2の蘇れないエルフってのはなぜ蘇れないか!