ナルヴィ(の血筋と技術)について一考察

煮つめるのにまずは年表から入って、何はなくとも第2紀の資料の少なさに頭を打っている。 だが450年!450年あるじゃないか!? 幸せな一生が出来るじゃないか!?
成人年齢って大体寿命の4分の1くらいのとこって考えるとおさまりが良い(エルフはおいといて)。
450年平和な期間があったら何が出来ますか? ひとりのドワーフの一生に寄り添って見守っていられますよ。
第一紀が盛り沢山すぎるんだ……いや第一紀中にも平和な時期あったが、小競り合いちょこちょこの350年くらい……やっぱり第一紀が短すぎるんだ……

ギムリの言う「ナルヴィもかれの技術も、かれの血筋も」をどう解釈するかドワーフの歴史とざっくり向き合ってみた。
エレギオンが出来た頃(第二紀750年)のモリアのドワーフはドゥリンの一族+ノグロド&ベレグオストの避難民たち。
モリアが荒廃するのは第三紀二千年くらいのバルログ大暴れのせい。
第三紀からみればナルヴィ本人は寿命でも生きているわけない。
技術も、てことは弟子にあたる者達がいたとして今は皆いない、と。
ここに「血筋も」を入れるから
①本人が結婚していて子孫がいた、を指すのか
②ナルヴィの出身一族(狭い意味で)、を指すのか
……どっちでも考えられるだけに悩ましい

モリアの西門にドゥリンの紋章があるのは当たり前として、外向き(エレギオンから来る者向け)の扉だから書かれる文字がテングワールなのもわかる。ケレブリンボールがデザインしたからフェアノール家の星(紋章の記号化)があるのもわかる。
問題はやっぱズッ友宣言だよ。どんだけ堂々と書いてるのよ。
カザド=ドゥムの西門に、いくら共同制作者が西門整備のきっかけ仲良しエレギオンの領主だとしても、何の功績もない一ドワーフが名前がつんと書くのってどうなんだろ。ないよな。多分。
だからナルヴィは技術と血筋に言及されるくらいには由緒正しき血筋で特殊技術持ちのドワーフなんだろなと。
由緒正しき血筋で特殊技術持ちのエルフ=エレギオンの領主
あらそう考えるとある意味共通項…

特殊技術は素直にイシルディンでいいのかな。そもそもミスリルがちゃんと産出しないと出来ない技術だもんな。
そうくるとやっぱり別のとこから来たのじゃなくてドゥリン一族で、カザド=ドゥムに住み続けてる家系出身かな、と思いますね。
真っ向から王族かもしれませんが。
「われ、ナルヴィ」だし。
ケレブリンボールは「柊郷のケレブリンボール」だし。
合わせるなら「カザド=ドゥムの」でも何でもつけたっていいのにドワーフの都のドワーフが作った扉に「私ナルヴィがこの扉つくりました」。
いや字数の問題かもしれませんがね…
ナルヴィは真っ向から王族でも現在傍系が良いなと……いや、単にケレブリンボールと対比できた方が私が書きやすいってだけです。

エレギオン建設が第二紀750年。エレギオンにサウロンが来るのが大体1200年。間が450年。
カザド=ドゥムの西門はエレギオンとの交易のためつくられた=整備された、として改修であの扉つくったと考える。
んでドワーフの寿命は250~300年。……問題ないからナルヴィ、一生蜜月じゃない?
というか一生すごく幸せに生きてほしいのナルヴィには。やりたいことがあってそれを達成して、充実した一生を過ごしてほしいドワーフなのです。ある意味で至福の国に生きているような。