ところでフィナルフィン家ってさ

フィナルフィン家に一本通す何かが私の中で足りない。各人だいたいこういう子って掴めたけど何か足りない。フェアノール家の「そこに忠実一途!?」感とかフィンゴルフィン家の「お貴族様」感とかそういうやつ……やっぱ脱皮かなぁ。脱皮でいけそうな気がするんだけどなあ。決めたらメタモルフォーゼ。
蛇の脱皮はメタモルフォーゼ(変態)じゃないんだけど、見た目が変わらないけど何かが確かに変わるという点でメタモルフォーゼ(変身)ではあるなと思って、フィナルフィン家は恋すると劇的に変わるからさ、だから蛇なんだよって方向で固まりそう。妄想が妄想を呼んでいる。

フィナルフィン家が「墓場まで持ってくべき秘密をうっかり打ち明けたくなる癒やし系」になっててどうしようって思ってる。きょうだいそれぞれ誰かしらの何かしらの秘密を共有してる。秘密のまま。秘密を抱えているひとがどうしても我慢しきれない揺らいだ時に、静かに寄り添ってくれるとか、そういう。
俄あれ、みたいなこう魔が差す瞬間っていうか…極限でぽろっと、こぼれる秘密をそっとそのまますくいあげて、一緒に持っていてくれるというか。そういう信頼がある方向で落ち着きそうなんだよな、フィナルフィン家。…フィナルフィン本人は微妙な所だよもちろんその性質はあるけど結構あのひと偽悪的。