サバイバル鬼ごっこ@ケレオロ

ナルゴスロンド山岳部からケレブリンボールがオロドレスにくっついてお山に行ってたら楽しいなと同時にそういや姫君と狩りに行くのには物凄く慣れてる男がいるじゃないかそこに…ケレゴルムにフィンドゥイラスが懐くのはアリじゃないか?と妄想が発展した次第。たまには違う方を応援はどうかと。
ケレブリンボールとフィンドゥイラスが「オロドレス様が山篭もりしたら絶対捕まらないと思う」「ケレゴルム様なら捕まえられるんじゃない?」って会話を始めたことから最終的に「絶対無理!」「捕まえられるわよ!」って口喧嘩に発展つまり応援してるのはいつもと逆。
こどもたちが口喧嘩してる頃、クルフィンとフィンロドが「ケレゴルムはどうしてあんなに構うんだ。まあ兄から逃げられるわけはないが」「オロドレスが山篭もりでもしたら絶対捕まらないと思うけどね?」「なんだと」とかいうこちらも微妙な主張のぶつかり合いに発展。
クルフィン&フィンドゥイラス、フィンロド&ケレブリンボールなんて珍しい組合せでその話を訴えられた当人達が「ああ、山でなら」「自信あるのか」「……捕まえてみる?」とかうっかり乗り気だったのでますますヒートアップ。もうこれは実戦だと鬼ごっこ開催決定。

ルール ①開催地はケレゴルムもオロドレスも知らない山
②オロドレスが先に山に入り、1日後にケレゴルムが追いかける
③制限時間はとりあえずケレゴルムが山に入ってから7日間
④持込み不可物は特になし。準備時間は山に入る前1日
携帯用パランティアで実況。
パランティアは定点観測カメラだと思っちゃいるけど携帯用(笑)。音声までついてたらそれほんとただの中継カメラ。ネタな時はご都合主義バンザイ。

開催地ふたりとも知らない山なんてあるのかって話で、フィンロドが「ちょっと待ってて~」と言って一週間くらいいなくて「ただいま~開催地決まったよ○○で!」「え、そこってドリアス領じゃ」「シンゴル様にお願いしちゃった!」というミラクル発揮してくれる。
そんな時期にそんな呑気なことをしてるかどうかはこの際どっかに放り投げるとして、シンゴル王は飛び地で「そこの山は予の」って感じで禁猟区設定してそうなんだもの…。そしたらケレゴルムはドリアス領だから入らないし、オロドレスは入れるけど入らないだろうし、ふたりとも知らない山がそこに…!
フィンロドがフアン連れてざっと山を見回っている頃、オロドレスはフィンドゥイラスに「お、お父様を応援しない訳じゃありませんけどっ」とかツンデレ的対応されてたり、ケレゴルムはむっつりしてるクルフィンとちらちら見てるケレブリンボールをニヤニヤ見守ってる。
そこでフォローとかしないのがケレゴルムだと思ってるからいいんだけど、なんかおかしいよな、私家版ケレゴルムとクルフィンとケレブリンボールの関係

「鳥獣の言葉を解する」を一方的ヒアリング能力と仮定して、山に入ったら鳥獣噂話で居場所なんか一発だろ、と思っていたら1日前に入ったはずのオロドレス情報が何も出てこなくて焦るケレゴルム。もっと前のフィンロドとフアン情報ばっかり引っかかる。とけこんでる。
よそ者が入ったのに噂にならないレベルで山にとけこんでるらしいオロドレスに狩人魂に火がつくケレゴルム。あらゆる手を使ってでも本気狩りの勢いでいかないと負けるな…あいつ鹿か?兎か?穴熊か?と明後日の方向に黙考。……追われてるの知ってるエルフですよ。
オロドレスはガチでそういう鳥獣の噂にもならない普通にとけこむ方向に山好き&ステルス能力が発達してると楽しい。群れに紛れて群れ認識されるのもそうだし、山の掟というか山にいるのが当然なのでよそ者扱いされない。野伏極まってるとでもいうか?要は山の日常を何も乱さないで入れると。
鬼ごっこであって隠れんぼではないので、ケレゴルムのオロドレス発見までが完全にサスペンス。そんな迂闊な!と思われた痕跡がミスリードを誘う罠だったりするオロドレスに、そこから一見残ってない痕跡を見つけてだんだん距離を詰めるケレゴルム。観戦超盛り上がる。
ケレゴルムが仕掛けてオロドレスが逃げおおせる展開が2回くらいある。 1、後ろから忍び寄り捕まえた!って時に鹿が現れ気づかれる。鹿と一緒に逃げられる。 2、崖に追い詰めたら飛び降りられる。恐る恐る覗いたら一の谷逆落とし的なことになってて逃げられてる。
鬼ごっこというのは視界に入って捕まらない距離を保つのが基本なので、ケレゴルムがオロドレスを発見するというか一度遭遇してからはたまにケレゴルムが仕掛ける以外はつかず離れずの立ち位置を保つ。そのうち川を挟んで両岸から釣りとかする。釣り針からまる(笑)。
実況解説はクルフィン&フィンロドで、だんだん「兄/弟のことは私が一番良く知っている」対決っぽくなってくる。こういう時にこうだからこれはこうだ、こういう考えでこうしたはずだ云々と褒め称えつつのブラコン大爆発。こどもたちは手に手をとっておびえている。
鬼ごっこ長く続けると狩人的に捕まえたいのとこのままどんな手で逃げ続けるのか見守っていたいののジレンマになるらしい。せめぎあいの挙げ句残り1時間で走り始める。全力疾走。ところでオチを決めてない。どっちが勝っても試合に勝って勝負に負けた展開にしたい。

【ケレゴルムの勝ち】全力疾走の果てに恐るべきエクストリーム飛び込みからの押さえ込みをキメてオロドレスを捕まえる。ラッキースケベはあっても良い(ケレゴルムは脚フェチだと思う)。しかしながらエクストリームすぎて足を挫くなどしてオロドレスに背負われて帰還する。残念。
謎の疾走感とかいう言葉が頭をよぎる…

【オロドレスの勝ち】無事にタイムアップまで逃げ切る。しかし途中で一度睡魔に負けて眠った時に、起きたらいつもの如くケレゴルムに枕にされていたことを当人達は知っている。ケレゴルムもぐーすか寝てたのでそそくさと逃げたが、あの時点で本当は「捕まった」判定だったと思う。

【引き分け】事情で中断。合流して帰還途中ドリアスの森のすみっこで警備隊にまぎれてきた。オロドレスは顔パスだけど連れが連れなので「私の大事な友人なんだ。彼が入れないなら私も行かない」とか超ゴネてこっそり泊まった。渾名呼びとか友人扱いにケレゴルムはごきげんだった。
ちなみに2人仲良く遭難(行動不能)になった場合、フアンが迎えに来ます。安心安定のフアン頼り。

ブラコンぶりでこどもたちをドン引かせた大人たち、フィンロドは照れる当人がいないからせっかくの弟の得意分野なことだし心置きなく口を極めて誉めまくって、クルフィンはただのケレゴルムクラスタぶりを披露してた。ふたりとも本人の前では出してないぶっちゃけた愛情。
結果がどうあれケレゴルムとオロドレスの株は「カッコいい!」と上がり、クルフィンとフィンロドの株はちょっとだけ下がる。
フィンドゥイラス「伯父様の新しい一面を知ったわ…」
ケレブリンボール「そうじゃないかとは思ってたんだけど思ってたんだけど……父上…」
ケレブリンボールとフィンドゥイラスはふたりで心行くまで思い返したりツッコミ入れたり感動したりドン引いたりお喋りしあった後「きょうだい欲しい」という結論に落ち着いた、ところで目が合った。「……あねさま!!」「弟ちゃん!!」誰かツッコんで年齢が逆だって。
私この鬼ごっこネタは!絵でみたいんですよぉぉお!!っていうか脳内では動画だったり写真だったりするんですよ!!!!脳内出力器をよこせぇぇえ!!!!!!