何とも幸せなことに、自分の腕を枕にしてくださって眠っているのは恋人、正確に言えば婚約者。
銀の指輪が、胸の辺りで軽く握った手に光る。フィナルフィンも空に手をかざしてみる。勿論、こちらの指にも銀の輝きがある。
光は美しく、草原は清々しく、腕の重みは心地よく、心はとても満たされている。
「一緒にいよう、ね」
囁いてみるとエアルウェンはううんと身じろぎして身をすり寄せる。なんというか、素敵な時間だ。
何とも幸せなことに、自分の腕を枕にしてくださって眠っているのは恋人、正確に言えば婚約者。
銀の指輪が、胸の辺りで軽く握った手に光る。フィナルフィンも空に手をかざしてみる。勿論、こちらの指にも銀の輝きがある。
光は美しく、草原は清々しく、腕の重みは心地よく、心はとても満たされている。
「一緒にいよう、ね」
囁いてみるとエアルウェンはううんと身じろぎして身をすり寄せる。なんというか、素敵な時間だ。