「……私が王でなければよかったのに」
ノルドール・エルフ。
タタの直系の孫、アマンへの使節で、エルダール長。
ノルドール初代上級王。
エルフ唯一の再婚者。アマンで初めて血を流して死んだエルフ。
柔らかい黒のサラサラストレート、灰色の瞳。
謎。
って、一文字で表してどーする(笑)。謎の方です。謎すぎて、めちゃ愛しい。
すごいひと。お知恵さん。
あのノルドールを率いて来れるあたりがすごい。
このひとが王じゃなかったら、指導者じゃなかったら、ノルドールはこうも激しい運命にならなかっただろうけど、
もっとまとまりなく、もっと洗練されなかっただろう。
禍福はあざなえる縄のごとし、っていう言葉があるけどまさにその通りで、
まさしくノルドールにとって、最良の幸福と最悪の災禍を等しく生み出したひと。
このひとほど性質がノルドの王向きなのに、個人的感情部分が乖離しているひとはいない。
ミーリエルに恋してて、インディスを愛してて、という胡乱な説明しかしっくり来ない。
基本的に穏やかで、恐れることを知っていて、すっごい聞き上手なイメージがある。
文字ができるまでは書類もほとんどないはずだから、いかに聞けるかっていうのはとても大事だったはず。
聞くときは目を閉じている印象がある。
ぱちりと開いて、答えを返す。迷うこともたくさんあるだろうに、周りには見せない。
タタの焼死現場を見ちゃったゆえに、ちょっと炎恐怖症。
だからアマンではどこもかしこも明るいからほっとしてたんだけど、暗いところに行くには明かりが必要だから、
ほかの明かりはないものかとグチってると、そのうちフェアノールが光る宝石を(笑)(笑うな)
(いや、そっから発展したんじゃないかとシルマリル…)。
フェアノールのランプ、ってものをそりゃもう喜んだと思ってます。
メルコール&ウンゴリアントの、ひとりで絶対に立ち向かいたくない相手ナンバーワンにひとりで立ち向かって、殺される。
キレて特攻なのは血筋だと思いますけど、それが子孫にも脈々と…。
マンドスにてミーリエルと再会後、また別れ、その後はマンドスに留まったまま、子孫や民が続々と来るのを迎えている。
というか、無期懲役な息子を放っておくわけありませんて。
マンドスでは王をやってなくても良さそうなので、実は一番幸福かもしれない。そういう意味では。
【私家版フィンウェ】黒/青灰 相対したひとが顔については美人だった!はず!という印象しか覚えてない。種族問わず誑しまくるカリスマ持ちだけど結果に本人が一番ドン引き。常に正気な酷い男で悪い女。恋愛絡んだ時だけ思い通りにいかない。自己評価極悪人だけど無自覚慈愛もホンモノ。両極端に謎。