その4 マンドスと夢の小道と…
タナクイ。
またも物凄いろめ捏造設定に走りましたが、裏アルダとでも言うべきタナクイ。という場所を設定してみました。
場所っていうか、世界かなあ。
世界の鏡…アルダ(現実世界)にぴったり寄り添う概念次元。
根源にあるのは癒し。霊的マンドスも夢の小道も、全部この概念次元にある。
癒しの次元。なんだってそんなことを思いついたかと申しますと。
キーワードは癒しと休息。表裏一体ですが、必ずどちらも兼ね備えてるわけではない。
マンドスは牢獄、砦でありますが基本的には“休息”する場なわけです。特に霊的マンドス。
ローリエンはごく普通に“癒しと休息”の場ですね。
深く突き詰めればニエンナも嘆きによる“癒しと休息”を行うわけです。
エステが“癒しと休息”ずばりそのものを司るのに対して、ヴァイレの担当は“歴史”です。
イルモの“夢と願望”に対応するようにエステが“癒しと休息”だとしたら、
ナーモの“命”の中、“生命”ではなく“運命”に対応するようにヴァイレは“歴史”なわけです。
ナーモは癒し系ではないのです(笑)。
マンドスは休息の場ではありますが、癒しの場ではない。だから、ニエンナがやって来る。
まぁそれも強引な論理なのですが、現実マンドスは“運命”であり霊的マンドスは“生命”なのですね。
さて、ここで考えるべきは“夢の小道”です。
夢の小道な眠り方は“緊急事態用”だと私は解釈しております→エルフの眠り方参照
この眠り方の最もいい所って、「身体は動いているけれど精神は休まった」という状態ですよね。
エルフって、精神的な休息によって肉体的な疲労を忘れるんじゃないかと思うわけです(そりゃまあ限界はあるでしょうが)。
肉体的にも眠ってる時はあるし、ていうか肉体疲労はもちろん解消しなくては…!
(何せ泥酔したらいびきもかくんですよ?(笑)普通に眠っとりますよ)
さてでは夢の小道って、具体的には何なんじゃい、と言いますと。
やはりそれは何か“癒し空間”に心(精神)だけ飛んでる状態を言うんではないかと思うわけです。
で、その眠り方、というか“癒し次元に心を飛ばすことができる”のがすなわちエルフであるということでもあるのではないかと。
教わったからって皆出来る、っていうのはそりゃもう種族の遺伝子的に組み込まれているんだとしか思えません。
エルフじゃないと出来ない、エルフなら皆出来る。
人間なら母語をカンペキに話せるのと同じこと。
で、どこでも出来るってことは、そりゃきっと、アルダにぴったり被さっている次元であるのだな、と思いました。
…ですから癒し次元のタナクイ。アルダのどこにでも並行して被っております。
なんていうか…4次元ですね!つまりは!
だけど、多分、アングバンドでは夢の小道式眠りは出来ない。
あそこに行ってしまったら、もう純粋に肉体と精神同時に普通に眠るしか出来まい…。
というのはですね。
ろめ的マンドスというのはすなわち霊的マンドスを指すわけですが、この霊的マンドスはタナクイという次元にあるとします。
夢の小道はタナクイという次元の一部であるとします。
で、タナクイという次元は癒しの気に満ち溢れた次元であるとします。
つまり、エルフも人間も死んで、魂の状態になったならば、このタナクイという次元に突入していくわけです。「まっすぐ西」へ。
ていうか、タナクイという次元の西の方に霊的マンドスがあるわけですね。
………そんなの、メルコールが果たして許すでしょうか…?(爆)
私の中でメルコールはそんなこと許しません。
ですからアングバンドには、肉体から離れたのにも関わらずマンドスにいけない魂がうようよと…(汗)
ここらへんの妄想は(爆)…そのうちマンドス変遷ででも語ります。
で、マンドスに話が戻ります。
魂と肉体が密接に結びついている以上、肉体の状態が魂に影響すると考えても良いと思います。
ナーモが癒し系では無い以上(何気にナーモに失礼…)、散々痛めつけられてオークになってしまったクウェンディとか、
第1紀に物凄い死に方なさってるフィンゴンとかフィンゴンとかフィンゴンとかの(爆)魂っていうのは、
……いったいどこで癒され憩えるのかと。そう思ったわけです。
今まで何やかやと思いはめぐらしていたのですが、ナーモに、っていうかマンドスに癒しの効果はないと決定してみた以上、
別のところに“集中治療室”があるはずだ!と納得(おい)。
そう、タナクイに。
というよりもむしろ、それこそが私がここを“タナクイ”と名づけた理由(笑)。
概念次元タナクイではありますが、根源的なところは集中治療室タナクイ。
タナクイって、タニクウェティルの前の名前(候補名)です。
そして集中治療室タナクイは、何を隠そうマンウェの管轄なのです。
以前日記でちみっと語ったりしたのですが、ろめにてメルコール関係で困ったことは、最終的には全部マンウェに回ってきます。
……で、ろめのマンウェは相当なほややんではございますが、一応やることはやりますので、
あれやこれやと手を打ちまして、集中治療室タナクイを造ったわけです。
多分ナーモとイルモとエステと散々会議と称してお喋りを…。
で、タナクイというのは「夢の小道」であり「集中治療室」であり「霊的マンドスのある空間」である「癒しの次元」となります。
自己治癒力で治せるもんか!な傷を負った魂は、集中治療室にびゅーんと飛んでいきまして、
マンドスで憩える状態まで回復した後、ようやくエイセルロスにようこそされるわけです。
……そしておそらく、タナクイ「集中治療室」で起きたことは記憶にございません。タイムラグがあったとしても気づかない。
コレで集中治療室の役目はオッケー。
んで、霊的マンドスのある空間、というのも次元的に同じただし交わらないという点でオッケー。
あとひとつの役割、すなわち「夢」。
うっかり捏造した設定がここで説明できることに気が付きました…。
ろめのマハタンとキアダンって、「夢で会う仲」なんです。
これを私は「夢の小道」の波長が合ってる、と解釈していたわけなんですが、よく考えたら、波長が合う合わないではなく、
このふたりは夢の小道の本体…つまり、「タナクイ」に来ているのではないのか、と。
夢の小道が個人個人でキャッチするちまい空間だとしますと、
そのちまい空間を抱え込んでる次元の方にうっかり来ちゃってるのがマハタンとキアダン。
だけど同じタイミングで寝てないと会わないわけですから、お互い自分の夢の小道に相手が来てると思ってる(笑)。
というわけでまた大捏造に走ってます。