「我は触れたこともない」
ヴァラ。堕ちたヴァラ。
モルゴス“世界の暗黒の敵”。
マンウェの双子の兄弟。
朱金の髪、青い瞳。 →後には赤い瞳。
誘惑する者。
容貌はマンウェとそっくりで、髪は秋の山みたいな朱金のネコっ毛ふわふわを、長~く伸ばしてる。伸ばさないと落ち着かなかった。
瞳はサファイヤの青。ですが創造の力が変質してからというものの、ルビーの赤。
全体的に赤い…。からですかね、以来鉄と黒玉髄と羽の仮面を被るかな、と。
色んな意味で欲が強い方。
でもその欲を無くしたら、メルコールじゃない。
基本的にマンウェと正反対ってイメージ…でも、天然入ってるところはこの双子そっくりである。
おとーちゃん(※イルーヴァタール)の意図は考えるとアレなんですが、
主題に素直に従える性格だったら何も問題はなかったでしょう。に、反骨精神(笑)が物を言う。
最初は創造する力は誰より強いし、ありとあらゆる属性持ちだし、まあ、それゆえにの支配欲の目覚めかもしれませんが…。
でも「こうやりたい!」は本来全く悪いことではないはず。
第2主題の歌も、うっかり引きずられてるアイヌアもいる通り、
うん、クラシックの中にロックが混じったようなね!時代が早すぎたんだな(爆)。
エアに降りてアルダ造りしてる時も、基本は民主主義のヴァラールとは相容れない。
「ここはこうだろ!もっとこうだろ!」って感じでやりたい放題してますが、
「話を通す」ってことがちゃんと出来ていたなら、ここまでヴァラールから反感を食らうことはなかった。
かもしんない。
独善的と言えばそうですな。だってやりたいんだもん。
しかしこの誰かヴァラがやる→それをブチ壊す、を続けていたために、
創造の力はだんだん失われていき、けっこう早い段階でメルコールの力は「何かを歪め、変質させ、堕落させる」方向になっていたような…。
メルコールは「誘惑する者」のイメージ。
直接よりも間接的に、相手がそうするように仕向ける…ヒキコモリ(笑)。
声はマンウェと同じだけど、マンウェより断然陰影があって色気のある声。
何気に小心者な行動を見るに、エルフとか人間の前では「怖い」姿なようですが
(っつってもなあ。こどもの考える「強くて怖いお化け」的な感じよねー)
もう素のままけっこう可愛いとこ見せとけば「誘惑」ひとつでイロイロ乗り切れたんじゃないかと思ったり。
自分の魅力わかってるようでわかってないんだな。
あ、それはマンウェも一緒か。やっぱ似てるわこの双子。
ちなみによく拷問してるみたいですが(なんつー言い方)、
こちらもやはり直接的なものより、間接的で遠回しでイヤな感じのが得意。
放置とか監禁とか虚言とか誘惑とか…
時間の尺度が違うから遠回しになるんですかねえ…そこも天然?
【私家版メルコール】 朱金/青→赤 マンウェと双子なので顔は同じ。たぶん弟。弟だなんて認めない。自分の行動は省みるし論理的に思考して行動する(目的は終始変わらない)が、悲しいかな常識の点で根本的にアルダの原理と相容れない。主題争いや創世記見るにツッコミ気質。味方にはわりと優しい。