「わたくしにも心おどるときはございます」
ヴァリエ。
憐憫と希望の司。ナーモ、イルモの妹。
灰色の髪、灰色の瞳。
悲しみと憐憫、それによる癒しを司るヴァリエ。
ヴァルダとは趣きを違えて、ヴァリエア一美人だと思います。
常に泣いているわけではないのですが、心の一部に常に悲しみを抱いているのは間違いないわけで。
憂いの一点もない微笑みというには彼女にはありません。
でまたこの微笑がとても綺麗なのですよ~(ドリーム)。
人を思いやる、自分以外のすべての心を思いやることが彼女の基盤にあり、
けれど世界はあまりに傷ついて悲しいもので、彼女はその傷に涙する。
ニエンナと一番仲が良いのはエステで、毎日ニエンナの瞑想の中にエステがやって来て話をする。
エステがローレルリンで眠っている時にニエンナはフュイで瞑想している。
そして日課、マンドスへ出かけます。
霊的マンドスで最も姿を見かけるヴァリエはニエンナです。霊たちはニエンナの微笑み見放題。
現実マンドスでは哀歌を一曲歌って帰ります。
ところでニエンナには怒りの女神というイメージもあります。
なんせあのガンダルフが学んだヴァリエですよ?(怒りを学んだとはいっぺんも言ってません!(爆))
ウチのマンウェとヴァルダからあの豪快なキレっぷりを学べるわけがないので(笑)怒りの担当はニエンナです。
悲しみに裏打ちされた怒り。いや、叱り?
怒られると叱られるの違いは、怒ったり叱ったりする本人が自分本位で言うのか他人本位で言うのか、です。
ニエンナほど他人本位な方もいませんから、ニエンナの怒りは叱り、なのでしょう。
ニエンナに叱られるメルコール……たまらん(おい)。
性格的に後ろ向きなわけでもくよくよしているわけでもなく、むしろ前向きに、はっきりと、傷を悲しみ、それを生んだ原因を憐れむ。
とても強い心を持ったヴァリエです。
【私家版ニエンナ】灰/灰 すごく美人。笑顔をまず見せないが微笑みはうつくしくて心に突き刺さる。傷を嘆き、それを生んだ原因を憐れみ、正しい悲しみをもって癒やしにする。怒りも少なからず司ってるイメージだけどむしろ叱りかも。オローリンはそこを学んできたのよね。芯が強すぎるのが玉に瑕。